血液内科の専門医 望月直矢医師を招聘し、より安全・安心な手術環境を整えました。
大室整形外科では、2021年6月より月曜日・木曜日の週2日、
主に手術患者さんに対して、 内科医 望月直矢医師による診察 をはじめました。
※2021年12月より標榜
① 安全に手術できるかどうかの見極め
手術前の検査や診察のカルテなどから、普段の血圧・血糖が正常か、喘息・不整脈・心不全等があるか、
また、治療中の疾患を確認し安全に手術できるかを見極めます。
[ 例 ]
- 心臓機能が低下している場合
- 提携している辰巳内科やかかりつけ循環器内科と連携し、
心不全の予防を行ったり、治療を継続し安全に手術できるよう準備します。 - 不整脈の場合
- 血液をさらさらにする薬剤の中止のよしあしや、適切な期間を設定します。
② 治療中疾患の対応、術後の合併症の予防
手術予定患者さんに治療中の疾病があれば、安全に手術が行えるように体調を整えます。
これは術後の合併症の予防にもつながります。
[ 例 ]
- 糖尿病の場合
- 手術部位の感染症予防のために、血糖を安定させます。
③ 術後に合併症をおこしていないかの診断、万が一おこった場合の治療
万が一当院で対応できない合併症は、高次医療機関へ
④ 術前に疑いのある疾患の説明を行ったり、検査ができる医療機関の紹介
手術前の検査から、隠れた疾患が発見できることもあります。
[ 例 ]
- 高血圧・糖尿病の場合
- かかりつけ医を紹介します。
- 貧血の場合
- 疾患の疑いがあります。胃カメラ・大腸カメラのできる施設を紹介します。
その他、最新のICT(情報通信技術)を活用し、スタッフ同士のコミュニケーションをより円滑にすることで
リスク症例を共有し安全性を高めたり、緊急時に迅速に対応できるようにするなど、
患者さんがより安心して手術に臨めるような環境を整えています。