腰椎椎間板ヘルニアの症状レベル別の特徴!治療法も解説
「腰の痛みやしびれ、もしかして腰椎椎間板ヘルニアかも」と不安を感じていませんか?腰椎椎間板ヘルニアは比較的多くの方が経験する疾患と言われています。症状は軽い違和感、歩行困難、排尿障害といった重篤なケースまでさまざまです。腰椎椎間板ヘルニアの症状は人それぞれで、適切な治療法も異なります。
記事を通して、腰椎椎間板ヘルニアの症状レベル別の特徴や、それぞれのレベルに合わせた治療法、そして再発防止策までを網羅的に解説します。ご自身の状態をチェックできるセルフチェックリストも紹介していますので不安を解消するためにも、ぜひ読み進めてみてください。
当院では、椎間板ヘルニアをはじめとした整形外科疾患に対し、丁寧な診察とわかりやすい説明を心がけています。不安な症状がある方も安心してご相談いただけるよう、以下の記事で診察の流れや受付方法を詳しくまとめています。
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腰椎椎間板ヘルニアのレベル別の症状
腰椎椎間板ヘルニアのレベル別の症状について、以下の内容を解説します。
- レベル1:軽度の腰痛や違和感
- レベル2:足のしびれ・痛みが強くなり、歩行や動作がつらい
- レベル3:排尿障害や足の麻痺があり、緊急の医療介入が必要
- レベル別セルフチェック(症状の目安と判断ポイント)
- 各レベルでの対処・注意点(安静・受診タイミングなど)
レベル1:軽度の腰痛や違和感がある
レベル1は、腰椎椎間板ヘルニアの初期段階です。腰に軽い痛みや違和感があるものの、日常生活にはほとんど支障がない状態です。長時間同じ姿勢でデスクワークをした後や、スーパーで買い物をした後に腰が重だるく感じる、といった状況です。
少し休むと症状は軽減し、歩いたり座ったりといった動作も問題なく行えます。レベル1の段階では、ストレッチや軽い運動、姿勢の改善などで様子を見ることが可能です。整形外科を受診し、レントゲン検査で骨の状態を確認することも有効です。
レベル2:足のしびれ・痛みが強くなり、歩行や動作がつらい
レベル2になると、腰の痛みやしびれが強くなり、日常生活に支障が出始めます。具体的には、15分以上続けて歩くと腰やお尻、太もも、ふくらはぎなどに痛みやしびれが出てきて休憩が必要になる、といった状態です。
椅子に座る姿勢も、痛みによって制限されることがあります。痛みやしびれは、お尻や太もも、ふくらはぎといった足全体に広がることもあります。いわゆる「坐骨神経痛」の症状です。
坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている坐骨神経が圧迫されることで、腰、お尻、太ももの後ろ、ふくらはぎ、足にかけて痛みやしびれ、感覚の異常が生じる状態です。
レベル2の段階では、医療機関を受診し、MRI検査などでヘルニアの状態を確認することが推奨されます。医師の判断により、薬物療法や理学療法、神経ブロック注射などが検討される場合があります。
ただし、症状が急激に悪化し、歩けないほどの激痛に見舞われた場合は、より早急な対処が必要です。以下の記事では、椎間板ヘルニアで歩行困難になるほどの激痛が出た際の応急処置や、緊急受診の目安について詳しく解説しています。
>>【椎間板ヘルニア】激痛で歩けないときの緊急対処法と受診目安
レベル3:排尿障害や足の麻痺があり、緊急の医療介入が必要
レベル3は、最も重症な段階です。激しい腰痛や足のしびれの他に、排尿や排便の障害が現れることがあります。レベル3では、尿意や便意を感じても我慢できずに、失禁してしまうことがあります。足に力が入らなくなったり、感覚が鈍くなったりする麻痺の症状が出ることもあります。
激しい腰痛や足のしびれの他に、排尿や排便の障害が現れることは「馬尾症候群」と呼ばれる状態であり、医師の判断により緊急の処置が必要となる場合があります。馬尾症候群とは、腰椎の中にある馬尾神経が圧迫されることで、両足のしびれや麻痺、排尿・排便障害などの症状が現れる病気です。
レベル別セルフチェック(症状の目安と判断ポイント)
レベル別のセルフチェックとして、症状の目安や判断ポイントを以下の表にまとめています。ご自身に当てはまる症状があるかどうか、確認しましょう。
レベル | 症状 | 日常生活への影響 | 受診の目安 |
1 | 軽い腰痛、違和感 | ほとんど影響なし | 症状が2週間以上続く場合 |
2 | 腰痛の悪化、足のしびれ、痛み | 歩行や動作がつらい | 早めに受診 |
3 | 激しい腰痛、強いしびれ、排尿・排便障害、足の麻痺 | 日常生活が困難 | すぐに受診 |
各レベルでの対処・注意点(安静・受診タイミングなど)
レベル1の軽い腰痛、違和感などの症状が軽い場合でも、無理は禁物です。重いものを持ち上げたり、長時間同じ姿勢を続けたりすることは避けましょう。適度な運動やストレッチを行い、腰への負担を軽減することが大切です。コルセットを着用することも有効です。
レベル2の腰の痛みが強い・足のしびれがある場合は、安静を心がけましょう。無理に動くと症状が悪化することがあります。医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。医師による緊急の診察が必要な状態の可能性があります。早急に医療機関を受診することをおすすめします。
レベル3の激しい腰痛や足のしびれに加え、排尿・排便の障害がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。足に力が入らない、感覚が鈍くなるといった麻痺の症状が出ることもあります。レベル3の状態を放置すると後遺症のリスクが高まる可能性があるため、緊急の処置が必要になることがあります。一刻も早く医師の診断を受け、適切な治療を受けることが重要です。
※本記事は、当院のコラム担当医が作成しました。
腰椎椎間板ヘルニアの診断方法
腰椎椎間板ヘルニアの診断方法として、以下の内容を行います。
- 医師による問診
- 理学的検査
- 画像検査
医師による問診
問診では、医師が患者さんの症状や日常生活の様子について詳しく質問します。問診は、患者さんの状態を把握するための最初の重要なステップです。具体的には、以下の質問事項が聞かれます。
- いつから痛みやしびれが始まったのか?
- どのようなときに痛みが強くなるのか?
- 日常生活でどのような動作が困難になっているのか?
痛みの種類についても、鋭い痛みか、鈍い痛みか、電気が走るような痛みかなど、詳細な情報が求められます。痛みの場所も、腰だけなのか、おしりや足にも痛みがあるのかを確認します。痛みの程度も重要な情報です。日常生活にどの程度影響が出ているのかを把握することで、治療方針の決定に役立ちます。
しびれの有無や場所、程度、排尿・排便障害の有無など、他の症状についても質問されることがあります。一見すると小さなことのようですが、診断を行う際に重要な手がかりとなります。実際、北米脊椎学会(NASS)のガイドラインでは、患者さんの訴える症状や病歴は診断の第一段階として重視されています。
理学的検査
問診の後は、理学的検査を行います。理学的検査は、医師が患者さんの身体を実際に触ったり、動かしたりすることで、神経の状態や筋肉の働きなどを調べる検査です。問診で得られた情報をより具体的に確認し、患部の状態を客観的に評価するために重要な役割を果たします。
代表的な理学的検査として、以下が挙げられます。
- SLRテスト:仰向けで脚を上げ、痛みやしびれが出るかを確認
- 筋力テスト:足の筋力や左右差を確認し、神経の圧迫を検査
- 反射テスト:膝やアキレス腱の反射を見て神経伝達の異常を確認
理学的検査は、神経が圧迫されている場所や程度を特定するのに役立ちます。NASSガイドラインでも理学的検査の有用性が示されており、エビデンスレベルの高い診断方法として位置付けられています。
画像検査
腰椎椎間板ヘルニアの位置や神経の圧迫具合を正確に把握するためには、画像検査が不可欠です。画像検査は、問診や理学的検査では得られない、体内の詳細な情報を視覚的に提供してくれます。主な画像検査は、以下の2つです。
- MRI検査:椎間板や神経の状態を詳しく確認できる画像検査
- CT検査:骨の状態を詳しく見るX線検査
一般的には、MRI検査のほうが椎間板ヘルニアの診断に適していると考えられています。NASSのガイドラインでも、MRIは腰椎椎間板ヘルニアの診断に有用な画像検査法とされています。MRI検査でヘルニアの位置や大きさ、神経への圧迫の程度などを確認することで、適切な治療方針を決定することができます。
腰椎椎間板ヘルニアの治療法と選択のポイント
腰椎椎間板ヘルニアの治療法と選択のポイントとして、以下の内容を解説します。
- 保存療法:薬物療法、理学療法、装具療法
- 神経ブロック注射による痛みの緩和
- 手術療法の種類と適応
- 手術後のリハビリテーション
保存療法:薬物療法、理学療法、装具療法
保存療法とは、手術を行わずに、薬やリハビリテーション、コルセットなどで症状を和らげる治療法です。多くの場合、腰椎椎間板ヘルニアの初期治療として選択されます。椎間板ヘルニアは自然軽快することもあるため、まずは保存療法で経過観察を行うことが多いです。代表的な保存療法には、以下のものがあります。
- 薬物療法:痛みや炎症を抑える薬を使用
- 理学療法:運動療法などで筋肉の状態や痛みに合わせたリハビリ
- 装具療法:装具などで腰を安定させ、負担や痛みを軽減
保存療法は身体への負担が少ないですが、症状が重い場合や長引く場合は効果が不十分な場合もあります。6週間〜3か月程度の保存療法で効果が見られない場合は、神経ブロック注射や手術療法が検討されます。
神経ブロック注射による痛みの緩和
神経ブロック注射とは、痛みを感じている神経に直接薬剤を注射することで、痛みを緩和する治療法です。痛みが強い場合や、保存療法で効果が不十分な場合に効果が期待できる治療法です。炎症を抑えるステロイド薬や痛みの伝達を抑える局所麻酔薬が用いられます。
神経ブロック注射は、レントゲン透視や超音波ガイド下で行うため、高い精度で薬を目的の神経に届けることができます。即効性がありますが、神経ブロック注射の効果は一時的なものであるため、痛みが再発する可能性があります。
神経ブロック注射による痛みや内出血、感染などのリスクもあります。神経ブロック注射の種類には、硬膜外ブロック注射、神経根ブロック注射、仙骨硬膜外ブロック注射などがあり、痛みの部位や原因に応じて適切な方法が選択されます。
手術療法の種類と適応
腰椎椎間板ヘルニアの手術療法には、大きく分けて、ヘルニアの部分を取り除く椎間板摘出術と、インプラントを入れる腰椎固定術があります。また中間的なヘルニアを縮小させる椎間板酵素注入療法(ヘルニコア)もあります。椎間板摘出術は、傷が小さく回復が早いのが特徴です。腰椎固定術は、隣接椎間障害など長期的なリスクにも注意が必要です。
手術が必要となるのは、保存療法や神経ブロック注射などの治療法を行っても効果がない場合や、排尿・排便障害などの重篤な症状が現れている場合です。日常生活に著しく支障をきたすほどの痛みやしびれ、筋力低下、排尿・排便障害などがみられる場合に手術が検討されます。
NASSのガイドラインでも、重度の神経根症や馬尾症候群の場合には、手術が推奨されています。手術療法は、身体への負担や回復期間など、考慮すべき点もあります。手術を受けるかどうかは、医師とよく相談し、メリットとデメリットを理解したうえで、慎重に判断することが重要です。
手術後のリハビリテーション
手術を受けた後は、早期の回復と再発防止のために、リハビリテーションが重要です。リハビリテーションの内容として、一般的には、筋力トレーニングやストレッチ、歩行訓練などを行います。手術後のリハビリテーションは、医師や理学療法士の指導のもと、適切な方法で行う必要があります。
無理な運動は、かえって症状を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。リハビリテーションは、手術後早期から開始し、段階的に強度を上げていくことが重要です。
手術に至らないケースや、手術後の回復をスムーズにするためには、日常生活の過ごし方も重要です。以下の記事では、椎間板ヘルニアの治療法全般と、回復をサポートする生活習慣について詳しく解説しています。
>>椎間板ヘルニアの治療法!回復に役立つ生活習慣も紹介
腰椎椎間板ヘルニアの予防と再発防止策
腰椎椎間板ヘルニアの再発を防ぐためのポイントは以下のとおりです。
- 日常生活での姿勢と動作の改善
- 適度な運動とストレッチ
- 体重管理の重要性
- 再発予防のための継続的なケア
日常生活での姿勢と動作の改善
日常生活での姿勢や動作を改善することは、腰椎椎間板ヘルニアの予防と再発防止に重要です。腰への負担を意識的に減らすことで、椎間板へのストレスを最小限に抑え、再発のリスクを低減できます。日常生活では、以下の動作を意識しましょう。
- 立つとき:背筋を伸ばし、耳・肩・腰・くるぶしを一直線を意識する
- 座るとき:椅子に深く腰掛けて背もたれを使う
- 重いものを持つとき:膝を曲げてしゃがみ、背筋を伸ばす
- 寝るとき:硬すぎず柔らかすぎないマットレスを使用する
立つときは、腰椎に負担がかかりやすい猫背は避けましょう。座るときは、長時間の同じ姿勢を避け、1時間に1回程度は立ち上がって軽く身体を動かすことが大切です。適切な高さの椅子と机を使用することも重要です。椅子は、足の裏全体が床につく高さに調節し、机は肘が90度になる高さが理想的です。
重いものを持ち上げるときは、腰に大きな負担がかかるため、注意が必要です。中腰で持ち上げるのは避けましょう。何かを持ち上げる際は、できるだけ体幹に近づけて保持することで、腰への負担を軽減できます。急に立ち上がらず、ゆっくりと動作を行うことも大切です。
寝るときは、適度な硬さのマットレスを選びましょう。仰向けで寝る場合は膝の下にクッションを置く、横向きで寝る場合は膝を軽く曲げるなど、腰への負担を軽減する工夫をしましょう。
適度な運動とストレッチ
適度な運動は、腰周りの筋肉を鍛え、椎間板への負担を軽減するのに役立ちます。ウォーキングや水泳など、腰に負担の少ない運動を選び、無理なく続けられるようにしましょう。ストレッチも、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進することで、腰痛の予防と改善に効果的です。
以下は、腰への負担を軽減し、予防や改善に役立つ運動です。
- ウォーキング:最初は10分程度から無理のないペースで行う
- 水泳:腰への負担が少ない
- ストレッチ:腰を前後・左右に動かし、太もも裏も伸ばす
ウォーキングは、正しい姿勢で歩くことを意識しましょう。水泳を行う場合は、水中ウォーキングやクロール、背泳ぎなどがおすすめです。激しい動きや飛び込みは避け、自分の体力に合わせた泳ぎ方をしましょう。
ストレッチは、入浴後など、身体が温まっているときに行うと、より効果的です。痛みを感じる場合は無理せず、心地よい範囲で行うことが大切です。ストレッチの間違ったやり方は逆に症状を悪化させる恐れがあります。
以下の記事では、椎間板ヘルニアの方におすすめのストレッチ方法や、実践時の注意点について詳しく解説しています。
>>椎間板ヘルニアのストレッチ方法|症状を和らげるポイントも解説
体重管理の重要性
体重が増加すると、腰への負担も大きくなり、腰椎椎間板ヘルニアのリスクも高まります。バランスの良い食事を心がけ、適正体重を維持することで、腰への負担を軽減し、再発を予防しましょう。肥満は、炎症を引き起こす物質の産生を促進する可能性も指摘されています。
腰や身体全体の健康を保つために1日3食、栄養バランスの良い食事を摂ることが大切です。主食、主菜、副菜をそろえ、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取しましょう。特に、カルシウムやビタミンDは骨の健康維持に重要です。
不規則な食生活は代謝を低下させ、体重増加の原因となる可能性があります。朝食を抜くと、昼食や夕食で食べすぎてしまい、肥満につながりやすくなります。お菓子やジュース、ファーストフードなどの間食は、カロリーが高く、栄養バランスも悪いため、なるべく控えましょう。
どうしても食べたい場合は、果物やヨーグルト、ナッツ類など、ヘルシーな間食を選ぶように心がけましょう。
再発予防のための継続的なケア
腰椎椎間板ヘルニアは、一度発症すると再発しやすい疾患です。治療後も、継続的なケアを行うことが再発防止に重要です。腰への負担を減らし、健康を保つための基本ポイントは以下のとおりです。
- 定期的な運動
- 正しい姿勢
- 体重管理
- 定期検診
ウォーキングやストレッチなどを習慣化し、腰周りの筋肉を鍛え、柔軟性を維持しましょう。日常生活のあらゆる場面で、正しい姿勢を意識しましょう。立っているとき、座っているとき、歩いているとき、常に姿勢に気を配ることで、腰への負担を軽減できます。
適正体重を維持することで、腰への負担を減らすことができます。バランスの良い食事と適度な運動を心がけましょう。症状が改善した後も、定期的に医師の診察を受け、状態を確認してもらうことが、早期発見、早期治療が再発予防の鍵となります。
継続的なケアを行うことで、腰椎椎間板ヘルニアの再発を予防し、健康な状態を維持することができます。日常生活を少し見直すだけで、効果が期待できますので、ぜひ実践してみてください。
まとめ
椎間板ヘルニアの症状レベルは1〜3段階に分けられ、それぞれ特徴的な症状があります。レベル3では、緊急の医療介入が必要になるため、早急な対応が重要です。診断は、問診、理学的検査、画像検査を通して行われます。治療法は、保存療法、神経ブロック注射、手術療法があり、症状や患者さんの状態に合わせて選択されます。
日常生活での姿勢や動作の改善、適度な運動とストレッチ、体重管理など、日々の心がけがヘルニアの予防と再発防止につながります。ご自身のヘルニアの状態を理解し、適切なケアを継続することで、快適な生活を送れるよう応援しています。
椎間板ヘルニアにおいて、避けるべき動作や習慣を正しく知っておくことも予防・再発防止に役立ちます。以下の記事では、椎間板ヘルニアの方が「やってはいけないこと」について、具体例を挙げながら詳しく解説しています。
>>椎間板ヘルニアでやってはいけないこと7選|悪化させない方法
参考文献
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